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        ウェールズ、そしてイギリス全般の旅の個人的な感想や体験、雑談を紹介していきます。             ウェールズ情報関係は本館「WALES-CYMRU」も参考になさってください。

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ピンチです。
PCがいきなり壊れてそれと同時にこれまで使ってきたアプリが再現不可になったためにサイトの更新ができなくなってしまいました。

新しく開設した「WALES-CYMRU' 」を今後はメインとして、これまでのサイトはサブサイトとしてそのまま残すことになります。
一切の加筆や訂正ができない以上、旧サイトから新サイトへのリンクが作れないのが頭の痛いところですが、検索結果に出るまではこのままの状態で行きます。
その後は新サイトからのリンクでなんとか繋げられるように考える予定なので、しばらくはややこしい形になりますがよろしくご理解ください。

新サイト「WALES-CYMRU'(ダッシュ) 」
http://zipazeedo.wix.com/organic-garden
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保存鉄道とかの変則的な鉄道を除いての話ですが、多いほうの1位はロンドンの
ウォータールー駅。上位はロンドンまたは近郊の駅でした、予想通り。地方での上位はバーミンガム・ニュー・ストリート駅やグラスゴー・セントラル駅など。
こうなると気になるのが少ないほう。最下位は2駅あってどちらもマンチェスター近郊。なんと年間乗降客数46人。年間ですよ。1ヶ月に直して4人! これは客が来たらクス玉が割れる勢い。
ウェールズに限ると最下位はハート・オブ・ウェールズ線のシュガー・ローフ駅で132人。おおよそ3日に1人です。ビリ2位はローマン・ブリッジ駅の544人。3日に4人くらいですか。
でも問題はこのコンウィ・バレー線からここを含め4つランクインしてることです。路線の危険度が…。
ところで英語で乗降客数が多い駅のことをbusyで表わすのですが、少ないほうはそれに対しquietとなるそうで。いやもちろんleast busyやleast-usedとか妥当な表現もありますが。笑ったのはsleepyを使った例があったこと。Most sleepy stationはキツイです。
映画の話ではありません。鉄道用語の話です。

試しにググってみると「本来の意味では鉄道オタクのことです」と判で押したかのように同じ定義になっており、誰かが書いた最初の説明をよく調べずになぞったんだろうなとちょっと悲しくなってしまいました。
 
英語で言えば trainspotting ですが文字通り train を spot することで、そりゃあ今で言う鉄道オタクが嗜む趣味の一つではありますがね。

鉄道の列車を指差してああこの番号だと観察して確認して記録する、そういう活動をトレインスポッティングと呼ぶわけです。オタクという「人」ではありません。
spot とは指摘する、指差し確認をするという意味でして、走り去る列車を目で見て車体番号をひたすら書き取る、これが一体どこが面白いのか理解に苦しむような、同好の士にはもう列車を見ることそのものが嬉しいんだよという基本中の基本のような趣味です。
もともとはノートに番号を書くのがメインで、あとは日時を記録するとか形状を細かく観察するとか果てはスケッチまでするという周到さ、近年はもちろんカメラで写真に収めたり動画を撮ったりと技術の進歩とともに進化はしていますが、鉄道が走っているのが好きで好きでそれを記録したいという根本は同じです。
これを広く適当に鉄道オタクでかたづけるには、あまりに純粋な趣味じゃありませんかね?

鉄道駅のホームの端に何時間も立ちんぼで雨が降っても寒い日でも列車を待ち続ける人をイギリスではごく当たり前に見かけます。
そんな時はひとことこう言ってあげましょう、「あんたも好きねえ」と。聞こえなくても思いは同じです。

有名人の例として作曲家のドボルザークがいます。有名になってもアメリカに渡っても彼の熱意は不動でした。エピソードには事欠きません。忙しくて駅に行けない時には弟子に記録に行かせたとかまあいろいろ。

電車が普通に走って普通に時間通りに来る日本にいると忘れがちになりますが、鉄道を一から作り上げて線路を引いてあれこれやってきたイギリスにとってトレインスポッティングとは絶対に過去のものではないと言えるでしょう。


田舎で見かけるこのキノコの形の石。
名前も用途もわからなかったのですが、やっと判明。

staddle stonesといって、庭園や農地でこの上に穀物小屋を載せるための足というか支えだったもの。
保存や乾燥をさせるために湿気や虫害を避ける高床式にできるわけですね。
しかしそれも昔の話。
今はただの飾りだったりするそうです。あるいは庭の腰掛がわりとか。

使わなくなったものもそのまま残し、なんとなくそこにあるからそれでいいんじゃない?という感じですかね。
昨日今日の話ではなく、もう何年もイギリスじゅうで問題になっていたことを今日はじめて実感したのがイタドリ。
英語ではJapanese Knotweedと言って、逃げも隠れもできない日本由来のトラブルになっているのです。日本にすればほとんどとばっちりですが。

別に引っ越す予定も何もないのに物件を見るのが趣味の私ですが、とあるウェールズの村の物件を検索して眺めていたところ、「注意! この物件のイタドリ問題は○○年に処置をして××年までは保障付きになっています」の文言が。
えっ、何? そんな大げさなことになってたの?
厄介者の外来種がちょっと目ざわりとかそういう程度じゃないの?
などとのんきなことを思っていたのですが急いで調べるとハザードマップがスマホアプリで刻々と提供されていたり何か自然災害とか植物テロの様相さえ見せているので大ショック。

日英それぞれの相談サイトを見ても温度差がすごくて、「もう打つ手がない! こいつの対応に金をかけていたらロンドンに1件家が買える!」と悲痛な声が上がっているイギリスに対して日本人は「え、イタドリおいしいよね。庭に増えたなら食べればいいんじゃない?」という調子で。
でもこれには理由があって、日本ではイタドリの天敵のダニだかが適度にイタドリの繁殖を抑えているのでそこまで蔓延らないからなんだそうです。
そしてイギリスにはそれがいない。イタドリだけ輸入したから。
茎が赤くて葉っぱは青々して綺麗な植物、だと思って庭や鉄道路線沿いに植えたりしたのが、返り討ちにあう羽目になっているんですね。

対策は4つある、と3年前のミラー紙に特集されていました。
1・庭を掘り返して引っこ抜く→地下茎が強くて長くて深くて大仕事
2・日本から天敵の虫を輸入する→でもそれ買えるの? 効き目は本当にある?
3・化学薬品で駆除処理をする→範囲が広いのと一度には無理なので薬品代が莫大になる
4・食べる
そうそう、4こそが日本での対応ですよね。でもここまで増えすぎたものを食べても食べても無理、と結論づけてましたけど。

この特集に書いてあったのですが、19世紀にこの植物をヨーロッパにもたらしたのは誰かというと、そう「シーボルト」だったんですねえ。
ここでこの名前を見るとは思いませんでした。双方向にお騒がせだったんですね。


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