ウェールズ、そしてイギリス全般の旅の個人的な感想や体験、雑談を紹介していきます。
ウェールズ情報関係は本館「WALES-CYMRU」も参考になさってください。
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昨日今日の話ではなく、もう何年もイギリスじゅうで問題になっていたことを今日はじめて実感したのがイタドリ。
英語ではJapanese Knotweedと言って、逃げも隠れもできない日本由来のトラブルになっているのです。日本にすればほとんどとばっちりですが。 別に引っ越す予定も何もないのに物件を見るのが趣味の私ですが、とあるウェールズの村の物件を検索して眺めていたところ、「注意! この物件のイタドリ問題は○○年に処置をして××年までは保障付きになっています」の文言が。 えっ、何? そんな大げさなことになってたの? 厄介者の外来種がちょっと目ざわりとかそういう程度じゃないの? などとのんきなことを思っていたのですが急いで調べるとハザードマップがスマホアプリで刻々と提供されていたり何か自然災害とか植物テロの様相さえ見せているので大ショック。 日英それぞれの相談サイトを見ても温度差がすごくて、「もう打つ手がない! こいつの対応に金をかけていたらロンドンに1件家が買える!」と悲痛な声が上がっているイギリスに対して日本人は「え、イタドリおいしいよね。庭に増えたなら食べればいいんじゃない?」という調子で。 でもこれには理由があって、日本ではイタドリの天敵のダニだかが適度にイタドリの繁殖を抑えているのでそこまで蔓延らないからなんだそうです。 そしてイギリスにはそれがいない。イタドリだけ輸入したから。 茎が赤くて葉っぱは青々して綺麗な植物、だと思って庭や鉄道路線沿いに植えたりしたのが、返り討ちにあう羽目になっているんですね。 対策は4つある、と3年前のミラー紙に特集されていました。 1・庭を掘り返して引っこ抜く→地下茎が強くて長くて深くて大仕事 2・日本から天敵の虫を輸入する→でもそれ買えるの? 効き目は本当にある? 3・化学薬品で駆除処理をする→範囲が広いのと一度には無理なので薬品代が莫大になる 4・食べる そうそう、4こそが日本での対応ですよね。でもここまで増えすぎたものを食べても食べても無理、と結論づけてましたけど。 この特集に書いてあったのですが、19世紀にこの植物をヨーロッパにもたらしたのは誰かというと、そう「シーボルト」だったんですねえ。 ここでこの名前を見るとは思いませんでした。双方向にお騒がせだったんですね。 PR |
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