ウェールズ、そしてイギリス全般の旅の個人的な感想や体験、雑談を紹介していきます。
ウェールズ情報関係は本館「WALES-CYMRU」も参考になさってください。
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このブログの新しいタイトル写真ですが、これは郵便局です。
アベライロンという海辺の町の中心にあります。 それでこの壁に書かれている文字についてちょっと解説を。 入り口と窓をはさんで左右に分かれていますが、1行目はもちろん「POST OFFICE」ですね。で2行目なんですがこれはウェールズ語でポストオフィスに当たる語かと思いきや、この町の名前でして。 この名前は1語なんですが両方に分けるために「ABER」と「AYRON」になっていますね。なぜここで切れるのか、それには理由があります。 「ABER」とはウェールズ語の地名によく使われるもので「河口」という意味があります。この場合は「アイロン川の河口」という意味でABERAERONになります。地形がそのまま地名になっているわけです。ここから近い大きな町ABERYSTWYTHも同じで、「アストウィス川の河口」という意味になります。「ABER」は川から海に出る所だけではなく川の支流からより大きな川に合流する地点も指すようで、国境近いAbergavennyは内陸部にありますがやはり「ABER」が付いています。ただこの地名は全面的に英語式に地名が変えられていますのでこのままではウェールズ語になりませんが。フェニ川の合流点という意味が語源のようです。 英語名Breconの町もウェールズ語ではAberhondduと、山間部なのに「ABER」です。 そう言えばこの郵便局も右側は「AERON」のはずなんですが、どうもこれは英語風表記のようです。イングランド人には「AE」のスペルが馴染まないようで「AY」にしちゃったんでしょうね。 地名まで二ヶ国語という例が多くて、そうでなくても難しい地名の語源が余計に難しくなってます。 2つに分けられている上にスペルまで違っていたせいもあって、我々がバスでこの町に着いた時、ここがアベライロンとはすぐにわからず、窓からぼーっとこの壁の文字を見て一瞬遅れで気づいて危うく乗り過ごすところだったのは内緒です。 PR ![]()
アベライロン
初めておたよりします。
アベライロンに1995-96住んでいました。 日本帰国後もちょいちょいたずね、この5月にも旅しました。 郵便局なつかしいですね。 2004年に訪ねたときは、スーパーの中に 移転していて、がっくりときたものです。 数年に一度訪ねると、少しずつ代わって います。今年は水族館が、隣のホテルに 買収されたのか、 レストランになっていました。 「故郷は、遠きにありて、想うもの」 なのかもしれません。 ハチミツ味のソフトクリームの味は 変わりませんでしたが。
Re: アベライロン
りきちのおば さま、こんにちは!
なんとアベライロンにお住まいだった方からお話をうかがえるとは! 私たちは寒い時期に行ったのではちみつソフトは食べられなかったんですよ~。 一応楽しみにしてたのに、恨めしくそのカウンターの張り紙を見るしかありませんでした。 次に行った時には絶対、と心に決めています。 貴重な地元情報をありがとうございました。 ![]() |
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