ウェールズ、そしてイギリス全般の旅の個人的な感想や体験、雑談を紹介していきます。
ウェールズ情報関係は本館「WALES-CYMRU」も参考になさってください。
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古くからあるクリスマスキャロルに「クリスマスの12日」というのがありますね。
クリスマスの1日目、恋人が私に「ナシの木にとまるウズラ」を贈ってくれた…という歌詞で、2日目、3日目とどんどん贈り物が続いて、1番ごとに歌詞も長くなっていくんですが、最初、この意味がわからなくて、クリスマスは12月25日の1日だけでは?と疑問に思っていたんです。 ところが調べてみると、クリスマスのお祝いは25日から1月6日の公現祭まで12日間祝うのが古い習慣だったというのがわかり、ようやくこのタイトルの意味がわかりました。 クリスマス自体がキリスト教よりももっと古い冬至祭に由来するものであるのと同じに、この1月6日という日も、11月1日のハロウマス(ハロウィーンはその前夜)からずっと冬の間続くお祝いの最終日として位置づけられているんだそうです。ケルトの時代から。 特にこの最終日は楽しく祝って過ごす日らしく、王様のケーキを食べる習慣は今も残っています。(中に当たりの入っているケーキ) シェイクスピアの「十二夜」もこの1月6日のことですし。(原題は12番目の夜) しかし、解けない謎はこの歌の歌詞。変な贈り物ばかりだし。 と思ったら、これはマザーグースの伝承歌に分類される歌だったんですね。 だったら意味がわからなくてもしかたないか。とあきらめが早い。 …そしてもう1つの謎。25日から数えると12日目は1月5日なんです。 じゃあ6日が公現祭というのに合わないじゃん、と思ったんですが、実際のお祝いは5日の夜に行なったのでこれで合うらしいです。(イブ、ってわけですね) 今は5日に祝ったり6日に祝ったりするそうですからこれでいいのか。 う~ん、どうもうまく丸め込まれたような気が…。 PR
早くも一年最後の日です。
私はこの時期にイギリスに行ったことはないのですが、とある身内が夫婦でよくイギリスでの年越しをしていて、面白い話を色々と聞いています。 ロンドンの大みそかはカウントダウンのための大騒ぎが毎年トラファルガー広場で繰り広げられているそうで、地下鉄もタダになるのが恒例とか。 しかも警備の警官たちも手馴れていて、地下鉄への誘導など余裕でこなしてくれるそうです。 ところで、その夫婦、カウントダウンも終えてホテルに帰ろうとしていたら、見知らぬ人がいきなり近づいて握手を求めて来たんだそうで。 新年になって最初に会う黒髪の男が幸運をもたらしてくれるという言い伝えのせいだったみたいです。 スコットランドの人だったんでしょうか。資料によると、スコットランドとイングランド北部にはこの風習があるみたいですが。 ウェールズは、イギリス大使館のサイトによると、新年になった時に家の裏口を開けて、それから玄関口を開けて新しい年を招き入れるんだそうです。 今でもやってるんでしょうか、これって。
イギリスはさすがの犬大国。世界各地の犬種まで網羅して、多くの種類の犬が飼われています。
日本の犬ももちろんその中に含まれています。しかもかなり以前から。王室で狆(Japanese Chin)のブリーダーを熱心にやっていたエドワード7世と王妃アレキサンドラのことは本館にも書いたとおりです。 しかし、中でも人気なのがアキタこと秋田犬らしくて。 犬の月刊誌を見ても犬グッズのカタログを見ても、かなり大きく扱われています。 そして、実際にイギリスでアキタを見た時、おや?と思ったんですね。 日本で言う秋田犬と、なんだかイメージが違うんです。 街を散歩しているアキタの仔犬(生後半年くらい)を見て、「うわ~、もこもこ!」と思ってしまったんですね。 大型犬の仔犬が足がぶっといのは有名ですが、その太さ具合が、ぬいぐるみのそれなんです。毛足も長めで全身均一で。 もこもこで可愛いのは間違いないんですが、なんだかこれは違うぞ、と。 調べてみると、アメリカにまず広められた秋田犬はもはやアメリカン・アキタと言うべきだろうという議論があるくらい別の犬種っぽく作り変えられてしまったようなんです。 イギリスにいるのは、そのアメリカ経由のアキタなんでしょうね。 う~ん、愛玩犬になっちゃったのか、秋田犬。 可愛い。でも、残念な気も。
初めての旅の時、道で転んで足首をひねってしまったことがあります。
冷やしてみたりもしたんですが、どうも痛みがひどくなってきて、これは病院に行ったほうがいいということになり、旅の途中で知り合って住所を教えてくれた女性に相談することを思いつきました。 まず電話してわけを話し、ロンドンにその人を訪ねたんですが、さて、旅行者が病院に行くのって何かやっかいなことはないのか、お金はたくさん必要か、とか心配していたら、その人は「パスポートがあれば大丈夫。お金もいらないから」って言うのでびっくり。 半信半疑で総合病院に連れて行ってもらったんですが、あっさりと診てもらえてしかも本当に無料。 「だってそういうシステムなんだもん」と、自分もドイツから来て働いているその女性は言うんですが。 当時の制度は今は変わってしまって、さすがに無料ということはないと思うんですが、あの時は本当に助かりました。ありがとうサッチャーさん。(?)
All Day Breakfastというメニューがあるんです。そのまんま「一日中朝ごはん」。
イギリス料理でもっとも人気と定評のあるフル・ブレックファーストを時間に関係なく出してくれるわけですね。 コースになっていてオレンジジュースとシリアルから始まるのかは未確認ですが、とりあえずタマゴとベーコン・ソーセージ、ベイクトビーンズとマッシュルームなんかが一盛りになったお皿とカリカリトースト、それに紅茶またはコーヒーが出て来るのは間違いないと思います。 日本で言うと大衆食堂的なカフェなんかでよく見ますが、一度エジンバラのあの高級ショッピング街、プリンシズ通りのお店でこれを見つけました。しかも3段階になっていて、アイテムが6種8種10種となっているんです。 な、何が増えていくんだろう…。気になる気になる。 Llandudnoのカフェで見たのは、オレンジジュース、タマゴ、ベーコン、ソーセージ、揚げトースト、ブラック・プディング、トマトまたはビーンズ、トースト、紅茶またはコーヒーで£4.75でした。(2003年当時) ところが一方、「一日中午後のお茶」というのもあるんですね。 All Day Afternoon Tea。これはウェールズの何ヶ所かで見かけました。 アフタヌーンティーというのはお茶と一緒にお菓子とサンドイッチが出てきてこれでワンセットです。 この名前ではなかったのですが、日もとっぷりと暮れた午後6時、歩き疲れて通りかかった店で「アフタヌーンティー」の看板を見つけ、ダメもとで聞いてみたら「大丈夫」とのこと。ほとんど夕食のつもりでいただく感じになりましたが、本当においしかったです。 名よりも実を取る、っていうのはこういうことかな。 |
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