ウェールズ、そしてイギリス全般の旅の個人的な感想や体験、雑談を紹介していきます。
ウェールズ情報関係は本館「WALES-CYMRU」も参考になさってください。
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イギリスが初めての海外だったので、他の国の事情はわからずに旅をしていたのですが、ユースホステル中心に泊まっていたので、各国の旅行者と一緒に過ごしたことがイギリスの事情のみならず他の国のこともちらちらと垣間見ることができました。
イギリスのユースホステルは当時でもいわゆる集会的なものは一切出会いませんでした。 特徴的だったのは「労働」とスタンプ集め。 労働というと大げさですが、何かしらのお手伝いをすることでユースホステル活動を実感しよう、ということのようでした。 しかし、ヨーロッパ各国の宿泊者にはこれが特に不評で、こんなことさせるのはイギリスだけだ、なんてぶつぶつ言いながら仕事をしていました。 私もまあ、嬉しくはなかったですが、しかたないかな~なんて思いながら、ゴミ出し、掃き掃除、皿洗い、などなど、それなりに面白がってたんですけど。 最近泊まった時にはもうそういう労働を義務としている様子は見られませんでしたが、ハンドブックによると、できる限り自主的に手伝いましょう…というようになっていました。 一宿一飯の恩とでも割り切ればいい体験だとは思うんですよ。 もう一つのスタンプというのはスタンプラリー式にユースごとにそこの特徴をデザインしたスタンプがあって(大きさや形はまちまち)会員証にどんどん押していくようになっていたんですね。これが本当にいい記念になった気がします。 これも最近泊まったところにはなくて。消えちゃったのなら残念です。 PR
これは遠い昔。一人でスコットランドを旅していた時のことです。
ハイランドのロッホ・ローモンドに何日か滞在して帰る朝、泊まったユースホステルから湖畔をぐるっと回って湖の南端にある駅まで来たところ、余裕を見すぎて発車時刻までまだまだあって駅は空っぽ。 そこで名残を惜しんで湖の岸まで散歩がてら歩いて行ったんです。 早朝の湖はとてもきれいで、一人で静かに眺めていた時、そこに突然一人のおじいさんが現われ、私に話しかけてきました。大柄な体格にツイードのジャケットとハンチング、そしてステッキという絵に描いたようなスコットランド風の人です。 きれいな所ですね、なんて話していると、おじいさんは「ロッホ・ローモンド」という歌を知っているかい、と尋ねました。タイトルだけではちょっと思い出せずにいると、じゃあ、歌ってあげよう、と言っておじいさんは歌い始めたんです。 聴くとなるほど思い出せました。スコットランド民謡は「蛍の光」を初めとして、明治時代から日本にはたくさん伝えられて定着しているだけに、耳にしたことはあるんですね。 いや、しかし、朗々と歌ってくれるおじいさんに驚いて、もしかして人間じゃなくて湖の妖精?なんて、現実離れしたことを思ってしまった…。(笑) もっと歌はいろいろあるんだよ、とさらに歌おうという勢いだったんですが、そろそろ駅に戻らないと、と言って名残を惜しみつつ、そしてちょっとホッとしつつ別れました。 今でも、ロッホ・ローモンドの思い出の最後にあの人の歌が浮かびます。
旅の途中で家族や友達に絵葉書を出すんですが、それで当然郵便局にたびたび行くことになります。
ウェールズの小さい町を回っていると、専用の郵便局はあまり見かけません。スーパーの中に郵便局コーナーがあったり、おみやげ屋さんの奥にカウンターがあったり。つまり、兼業ですね。 一方、イングランド側でちょっと大きな町へ行くと、そこの郵便局は明らかに専用の郵便局なんだけど、今度はその中にコンビニのようなコーナーがあって、封筒、便箋、パッケージなど、またグリーティングカードや小さなギフト、それに筆記具などのちょっとした文房具を売っているのによく出くわします。こちらは郵便局の中に店、という感じで。 そこで売っている絵葉書を買ってその場で書いたこともあります。あとは窓口に持って行くだけ。 たしか、イギリスの郵便は民営化されましたよね、名前はRoyal Postでも。その関係もあるかもしれませんが、兼業はそれ以前からあったので、ちょっと謎。要は便利ならいいかな、って思ってます。
この季節、イギリスではブラックベリーが色づき始めた頃でしょうか。
初めてのイギリス旅行の時、よくこれを摘んで食べたので、懐かしいです。 ブラックベリーを見たのはその時が初めてだったのですが、野山でいきなり勝手に摘んで食べてもいいものなのか、その時も疑い半分だったんですね。 私に食べるように勧めてくれたのは地元の男の子で、「いいの、勝手に食べても」って言うので農地の端、パブリックフットパス沿いに生えているブラックベリーの藪を見つけるたびに立ち止まってはつまんでました。 その後も各地でブラックベリーが実っているのを見つけるたびに食べていたのでしたが。 オックスフォードの街中でも、ネス湖のほとりでも。 今でも、ちょっと心配なんですよね。
暑い季節になぜかゆたんぽの話。
ウェールズのB&Bに泊まっていた時、一日遊んで宿に戻るとちょっと風邪をひいたのかノドが痛くなって寒気もして、早々にベッドに入ってたんです。 子供にメモを持たせて宿の奥さんにそう伝えたら、なんと心配してゆたんぽと追加の毛布を持って来てくれました。 そのゆたんぽを見てびっくり。 私が子供の頃よく使ったゴム製の氷まくらとそっくりそのまんまだったんです。こちらは氷水の代わりに熱いお湯が入っているわけです。用途がまったく逆じゃないですか、同じものなのに。 こちらは温度調節のためか手触りのためか可愛いフェルトのカバーが付けてありました。 そのおかげか、翌日はすっかり気分がよくなって無事に旅を続けられました。謎のゆたんぽよ、ありがとう。 別のB&Bでは、バスルームにいろいろと用意されていたものの中に、陶器の徳利のようなものがあって、これ、もしかしてゆたんぽ?とこちらも驚きました。1リットル入りペットボトルくらいの大きさで口は密封できるようになっていて、おそらく寝る時に足元に入れて冷たい足を暖めたりするのかな、と想像したのでしたが、結局暑がりの私たちは使いませんでした。部屋の暖房さえ切ってしまうくらいなんで。 ウェールズだけなのか、イギリスのどこでもあるのかは確認していませんが、ちょっと昔っぽいところが味わいありましたね。 |
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