ウェールズ、そしてイギリス全般の旅の個人的な感想や体験、雑談を紹介していきます。
ウェールズ情報関係は本館「WALES-CYMRU」も参考になさってください。
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これは遠い昔。一人でスコットランドを旅していた時のことです。
ハイランドのロッホ・ローモンドに何日か滞在して帰る朝、泊まったユースホステルから湖畔をぐるっと回って湖の南端にある駅まで来たところ、余裕を見すぎて発車時刻までまだまだあって駅は空っぽ。 そこで名残を惜しんで湖の岸まで散歩がてら歩いて行ったんです。 早朝の湖はとてもきれいで、一人で静かに眺めていた時、そこに突然一人のおじいさんが現われ、私に話しかけてきました。大柄な体格にツイードのジャケットとハンチング、そしてステッキという絵に描いたようなスコットランド風の人です。 きれいな所ですね、なんて話していると、おじいさんは「ロッホ・ローモンド」という歌を知っているかい、と尋ねました。タイトルだけではちょっと思い出せずにいると、じゃあ、歌ってあげよう、と言っておじいさんは歌い始めたんです。 聴くとなるほど思い出せました。スコットランド民謡は「蛍の光」を初めとして、明治時代から日本にはたくさん伝えられて定着しているだけに、耳にしたことはあるんですね。 いや、しかし、朗々と歌ってくれるおじいさんに驚いて、もしかして人間じゃなくて湖の妖精?なんて、現実離れしたことを思ってしまった…。(笑) もっと歌はいろいろあるんだよ、とさらに歌おうという勢いだったんですが、そろそろ駅に戻らないと、と言って名残を惜しみつつ、そしてちょっとホッとしつつ別れました。 今でも、ロッホ・ローモンドの思い出の最後にあの人の歌が浮かびます。 PR |
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