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        ウェールズ、そしてイギリス全般の旅の個人的な感想や体験、雑談を紹介していきます。             ウェールズ情報関係は本館「WALES-CYMRU」も参考になさってください。

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初めてのイギリス旅行の時は時間だけはたっぷり余裕があって、一人で「今日は何をして過ごそうかなあ」なんて思いながら各地の町や村をブラブラしていたのですが、スコットランドのインバネスに泊まっていた時に、ふと図書館を見つけたんですね。
街中にあるインバネス城と隣り合わせの建物の中にあって、通りすがりの外国人でも利用できるのかな、とおそるおそる入って行ったのですが、受付の人に聞くと貸し出しはできないけど閲覧は自由にどうぞ、とのこと。
すごい。外国に来て、図書館で本が読めるなんて。
ランサムの「海に出るつもりじゃなかった」を見つけて、時間を忘れて読みふけってしまいました。
まあ、さすがにこれだけで一日を過ごすのもどうかと思って途中で切り上げましたが、いや、貴重な体験だったと思います。
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ウェールズのアングルシー島でバスに乗っていた時、乗客は我々親子だけだったので、運転手さんがいろいろと話しかけてきました。
「日本のどこから来たの?」と聞かれたので「東京」と答えると、「日本人にそう聞くとほとんどが東京って言うね」だって。
そんなに言うほど日本人とこの会話をしているのかな? でも確かに東京都民でなくても、その近郊も含めて東京って答えることは多いかも、と思いましたね。
だって、外国で日本の細かい地名を言ってもわかってもらえないだろうから東京って言っといたほうが親切だし、という話もあるし。
運転手さんは、その答えが嘘っぽいと思ってそう言ってたみたいだけど、よくよく後になって考えてみると、日本の人口が1億2千万だとして東京の人口って1200万人だったんじゃないかな。
そしたら日本人の10人に1人は東京ってことですよね。近郊も加えるならもっと増えるし。
だから、運転手さんにもう一度会ってそう言ってあげたい。
そう言えばウェールズも人口300万のうち30万人がカーディフ…って、同じ割合だぁ。
当サイトの「町の写真アルバム」でも書いていますが、ウェールズにある世界一長い駅名として、Llanfairpwllgwyngyllgogerychwyrndrobwllllantysiliogogogoch
というのが有名ですね。
このページのトップの写真がその駅のホームで、建物中央に小さく見える細長いプレートがその駅名です。
これが58文字あってギネス記録のはずなんですが、最近これより長い名前の駅が同じウェールズに登場したというのを聞いてあわてて調べてみました。
カーディガン湾側の保存鉄道Fairbourne Railwayの新設駅で、こちらは
Gorsafawddacha'idraigodanheddogleddollônpenrhynareurdraethceredigion
と、67文字。もちろん記録更新を狙ってあえてこういう名前にしたようです。
ただ、政府の地図ではこの駅は"Golf Halt"という名前になっていること、それに上で見ていただいた通り、名前の途中にハイフンがあって、一続きの名前とは言いがたいことから、公認の記録とはされていないんだそうです。
ちなみにこちらの駅名の意味は「マウザク駅とカーディガン湾の黄金の海岸にあるノーザン・ペンリン通りのドラゴンの歯」。この「と」が問題なわけですね、きっと。
ふう、大変大変。
満員列車なんて日本では珍しくなくてもイギリスにはないだろう、と思ってました。
でも、体験してしまったんです。
バーミンガムからチェスターへ、鉄道で向かおうとした時です。長い編成のインターシティに乗って、さあ、後はゆっくりとチェスターまで、と席に落ち着いて数分、次のウルバーハンプトン駅で、なぜだか全員降ろされてしまったんです。
わけもわからずに他の乗客たちと一緒に駅のホームをぞろぞろと移動して、駅の中でも一番外れにある短い引き込み線ホームに案内されました。
そこに停車していたのは、2両編成のローカル列車。
なぜこれに乗らないといけないのか…?
それさえもわからないまま、それでもその列車の表示がチェスター行きであることだけ確認して乗り込んだのでしたが、さっきのインターシティの客が全員これに乗れるものか、考えてみればわかりますよね。長距離の客だけに大きな荷物を持つ人も多く、もうこれ以上詰め込めません、というほどギュウギュウになって、本当にチェスターに着くのか半信半疑のまま約1時間、列車に揺られて行きました。
後で考えると、これは英国鉄道のお得意の急な列車運休というやつだったようで、車両故障か何か知らないけれど、メインの路線とは外れた、ウェールズ国境沿いの単線に振り替えられたってことだったようです。
もともとこの列車に乗っていた地元の人たちもきっと驚いたと思います。いつもならのどかなだけのローカル線に、よそものが嵐のように押し寄せたんですから。
でも、みんな、迷惑そうと言うよりはこの異常事態をむしろ面白がっているような変な連帯感が生まれたようで、まあ、こんなこともたまにはあるさ…とでも言うように、コトンコトンと運ばれて行ったのでした。
チェスターには着きましたよ。予定よりかなり遅れて。予約した宿には大遅刻しちゃいましたけどね。
ウェールズの北西の端、アングルシー島のさらに奥まった所に泊まった時のことです。
そこからバスに乗って海岸へ向かったのですが、緩やかに波打つ程度の平坦なアングルシーの土地に、点々と風車が見えたんです。
昔ふうのではなく、風力発電のあのとんがった3枚羽の風車です。
ウェールズと言えば、イギリスの産業の発達を支えた電力の供給元です。水力発電の。
険しい山(と言っても1000メートル以下がほとんど)と渓谷にダムが作られて、その電力はイングランドの工業地帯に送られたわけです。
でも、アングルシー島にはダムは作れないですからね、こう平坦では。
それでなのか別の理由か、他の場所では見たことのない風車が広々とした土地に唐突に並んでいる光景はなんだか不思議な感じに見えました。
せめて、地元で使われる電力だったらいいな、とちらっと思ったんですが、実際はどうなのかな。


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