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        ウェールズ、そしてイギリス全般の旅の個人的な感想や体験、雑談を紹介していきます。             ウェールズ情報関係は本館「WALES-CYMRU」も参考になさってください。

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このフレーズ、イギリス人ならみんな知ってるのにアメリカ人には全然わからないんだそうです。
チョコバーのCMのフレーズなんですが、マザーグースばりにいろんな所でアレンジされて引用されて、テレビでも雑誌でも、ペンギンに全然関係なくても使われるので、出典がわからない!と叫んでいたアメリカ人がいました。
まあ、調子はいいけどフレーズとしては特に変わったものではないですよね。でもここでペンギンが出てくるのがあの可愛いイメージとあいまって、イギリス人の心にほんわかと定着しているのでは、と思います。
あ、チョコレート好きというのも大きく影響があるんじゃないかな。
ところで、この「penguin」という名前、ウェールズ語だと主張する人がいるようです。
「pen」はてっぺん、つまり頭。「guin」(gwyn)は白い。…というウェールズ語に対応するから、というのですが。
ご存知のようにペンギンは頭は白くありません、普通。逆に黒い頭に白いおなか、というのが一般的ですよね。しかしこれにはカラクリがあって、私たちの知っているペンギンとは別の鳥の名前だったんです。
ペンギンは北半球には生息していませんね。でも、南極探検などしてこの鳥を発見したイギリス人は、北半球にいた別の鳥、頭の白い「ペンギン」=オオウミガラスの名をこちらの鳥の名前に流用してしまったのです。
頭に白い斑点がある以外、飛べないところや白と黒のバランスなど、オオウミガラスとペンギンはよく似ています。
それで、北と南にそれぞれ住む別の鳥はどちらもペンギンになったのですが、そうこうするうちに乱獲によってオオウミガラスは19世紀に絶滅してしまい、現在は我々の知っているペンギンだけになったというわけです。
「頭の白い」という意味だったのに、その由来となった鳥はいなくなって名前だけが別の鳥に受け継がれた、という悲しいお話。
(この、ペンギン=ウェールズ語説は、いくつかある説の一つです)
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