ウェールズ、そしてイギリス全般の旅の個人的な感想や体験、雑談を紹介していきます。
ウェールズ情報関係は本館「WALES-CYMRU」も参考になさってください。
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イギリスは今でもポンド・ヤード法がしっかり残っていて、メートル法とは併用の形になっているものの、やっぱり動かせないところは動かせないらしいですね。
日本で酒や醤油の一升瓶やご飯を炊く時は一合単位で計ったり部屋の広さを洋室でも6畳と言うような感じでしょうか。 で、液体の容量を表わす単位のパイントの話です。 酢や牛乳なんかもパイントなんですが、私が最初に覚えたのはパブで飲むビールでした。 ジョッキがもう、1パイントかハーフパイントしかないらしくて、カウンターで頼む時にはこのどちらかを選ぶしかない。 その他の単位はいちいちグラムやリットルに換算して理解していたんですが、なぜかビールだけはこの単純な実体験が幸いしたのか、ビールと言えばパイントの感覚でちゃんと身についてしまいました。まったく不思議です。 と言っても私が頼むのはほとんどハーフパイントばかりでしたが。 私は当時大学生で日本でもビールは飲んだことがなく、イギリス旅行中に飲むことを覚えたんですが、その後なぜかビールに極端に弱くなり、今ではどんなお酒もまったく飲みません。 それでも旅先で食事のためにパブに入ると、昔飲んだビターのハーフパイントの記憶が、その正確な「量」のイメージのまま蘇ってきて、なんだか今だけ飲めそう…なんて想像をしてしまうんです。 PR
ニュースを見ていたら、イギリスの国旗にウェールズを入れるという話が本当になったら…という企画としてテレグラフ紙が一般から募った新デザイン案に日本からまで投稿があった、という話が。
実は2ちゃんねるから届いたそうなんですけど、まさか遠い日本から関係もないのに届いたというのが逆にニュースになったみたいですね。(11月30日付) まあそれはいいとして、内外(笑)から届いたたくさんの国旗デザインがなかなか笑えたり考えさせられたり、実に面白かったんです。 ウェールズをどういう形で入れるか、というテーマが大半ですが、中にはイギリスの国旗そのものの考え方を変えようというテーマもあって、いいですねえ、こういう「新しいものもドンと来い」という部分がちゃんと存在している国は。いや、実現するかどうかは知りませんけど。 私はネギが斜め十字として4本使われている(from2ちゃん)旗が色の美しさも含めて気に入りました。 こちらのリンク先がテレグラフ紙のニュース画面で、このデザイン画像をクリックすると別ウィンドウで他のデザインが見られます。 >>
イングランド南東部の町ライに行った時、ティールームに入ってクリーム・ティーを注文しました。スコーンは1個か2個か選べるようになっていたので夕食前だったこともあって1個にしました。
ところが運ばれてきたのはお盆と見間違えたほどの大きさの皿。それいっぱいに広がる巨大スコーンが1個乗っています。これを2人分にティーポットとカップ、クリームにジャムその他でテーブルはもういっぱいです。 それまでに各地のティールームで食べたどのスコーンとも違うその大きさと形! 普通なら低い円柱形で上の円は大きくても8~10cmくらいなのにこれは15cmは軽くあります。そして何よりも、その円柱形が斜めに崩れてぺっちゃんこにしたようになっていて、全体の大きさだと直径は20cmほどにもなっています。 どうやって食べろと~!と心の中で叫んでしまいました。 いつものように上下に半分に切ってその切り口にクリームとジャム…なんてことはできないので、パンを食べる時のように少しずつ小さく切ってクリームとジャムをつけながら食べましたが。 もう満腹といったらありません。2個にしなくてよかった…とつくづく思いました。 ライの町の中の古そうなティールームでした。後でその通りと、うろおぼえの店の名前で検索してみたのですがどうしても出てきません。 あれは本当にあった店なんでしょうか…? いつか再訪してぜひ確認してみたいと思っています。
前々回の旅行でエジンバラに行って買ってきたハギスの缶詰をすっかり忘れていたのですが、ついにこれを試食することになりました。
(賞味期限はやや過ぎていましたがまあ目をつぶります) ラベルは赤いタータン模様でかわいいデザイン。これを遠慮なくガシガシと開けると出てきたのはぎっしりと詰まっている「肉っぽいもの」。 色や様子はコンビーフの缶詰に似ています。 これをスプーンで削るように崩して皿に全部あけ、電子レンジで暖めてみました。さすがにこれだけでは料理としてどうかということでそれっぽく付け合わせのフレンチフライと甘トウガラシを添えてみます。(野菜がこれしかなかった…) 味はやはりコンビーフ風で、それにプラスしてスパイスがよく効いています。主にコショウ? いわゆるご飯のおかずとして食べてみたのですが、マズくはないものの途中で飽きてしまいました。 そこで翌朝、残りご飯と一緒に炒めてみることに。つまりハギスチャーハンです。タマネギをたっぷり加えたせいか食感の変化ができてチャーハンとしてのバランスが非常にようございました。 家族にもこちらのほうがずっといいと好評を得ました。 激しくスコットランドから遠ざかった結果になった気がしますが、一度本物のハギスを(できれば現地で)食べてみてから、結論を出したほうがよさそうですね。 そうそう、缶詰の内容表示には「材料:羊肉・オートミール・スコットランドの水…(以下略)」と書いてあって、これは相当こだわりのあるものらしいと思い知らされました。 まあ、地元の工場で作っているなら水も当然スコットランドのものかとは思いますが、普通ここには「水」とだけ書くものだよ、ととりあえず突っ込んでみたり。
こちらは完全に旅行モードでも、現地の人たちは普通の暮らしをしているわけで、鉄道で通勤客と一緒になる時にそれを実感しました。
ユーストン駅の夕方6時台のバージントレイン。改札が開いた途端に、オジサンたちがいきなり駆け出したのでびっくりしました。 競馬のゲートのごとく狭い改札を抜けて下りのスロープを駆け下り、ホームの先へ先へとまっしぐらに。 ついつられて一緒に走ってしまいました。(笑) 改札に近い車両はどれも一等車なんですね。スタンダード車に乗るには最低100メートル走は覚悟しないと。 で、我々もおかげで窓際の席を確保。席はどんどん埋まっていって、発車する頃には席を探してうろうろする人が続出。皆さんあんなに必死だったわけです。 なにしろ長距離通勤です。ロンドンから1時間以上となると毎日大変なんでしょう。 暗くなった町の駅に着くたびに乗客が減っていくのを見てご苦労さん、と言いたくなりました。 逆に、朝の通勤列車に乗ったこともあります。 オックスフォードよりさらに先の小さい村の駅だったんですが、朝早い時間にホームには人がいっぱい、乗り込むと乗客たちはどうも顔なじみばかりという感じで。 我々は何とも思わずに席に座っていたのですが、途中ふと気づくと何だかこちらをちらちらと見ている人が何人か。 どうやらここは自分の席というのがなんとなく無言のうちに決まっているみたいで、我々が座ったことでそれが狂っちゃったみたい。 でもしかたないですからねえ、こちらもちゃんと乗客だし。 途中駅ごとに奇妙な空気が流れる中、ロンドンに着いた時にはそれから解放されてほっとしたのでした。 |
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